こんにちは!
大学の時は、オーケストラサークルに入って、毎日のようにオーボエを吹く日々でした。
しかし社会人にもなると、練習場所や時間の関係でなかなかオーボエを吹けない日々です…
でも、最近、めちゃくちゃ吹きたくなって吹奏楽団にコンタクトをとり、今度見学に行く事に!!
見学なのに、親切にパート譜も送ってくれて…ん?
これ入団決定か?笑

でも送られて来た楽譜にアルメニアンダンスが!!
吹きたい…合奏したい!!
「と、とりあえず練習しておくか…」

ということで
久しぶりにオーボエのケースをあけたら…

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なんじゃこりゃー!! 
 
なんか黒いぞ…
汚いぞ…


そりゃあ、ほとんど開けてないし、湿度とか気にしてなかったもんなあ〜
ごめんよ!私のオーボエ!!
なので今回はオーボエを綺麗にしてみようと思います!!
※私はリペアの学校等出ていないので、ここで紹介する方法を真似する場合は自己責任でお願いします。 

・準備物
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ペンチ
・キーオイル
・綿棒
・エタノール
・ドライバー
・スプリングフック
あと、ティッシュ、埃を払うハケ、下に敷く新聞紙、シルバークロスを使いました。

では、お掃除開始!!

1、まずは各キィをオーボエ本体に固定している”キィ棒”を外していきます。
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注意!!
このとき、各キィの圧力を調整するネジを絶対に回さないこと!
まわしてしまうと、全体の調整が崩れて吹けなくなってしまいます!
↓この部分
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なので、黒っぽいネジ(機種によって違うかも)は回さない!!ようにしましょう。
もし回してしまったら、近くのリペアマンさんに全体調整をお願いしましょう…
(僕の地元のリペアマンさんだと3000円くらいの工賃でした…)

それと同時進行で、キィを浮かしているバネも外していきます。
その際、威力を発揮するのがこれ↓
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スプリングフック!!

これで各バネを外していきます。
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注意点は、無理矢理外そうとしないこと。
キィ棒を外す際に、バネの力でキィが飛ばないように心がける感じです。

そして最大の注意点!
 …注意点ばっかやな。

外した順番を忘れない事! 
オーボエはとても精工に出来ているので、きっかり順序よく戻さないとハマらないことがあります。
また、同時にはめないといけないキィ等もあるので、外したら順番通り並べるのが良いでしょう。 

↓全部外したらこんな感じです。
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※管体にホコリがついている場合は、ハケでホコリを綺麗に払いましょう。
ちなみに、僕は化粧用のハケを女友達に頼んで買って来てもらい、それを愛用してます。笑

2、管体を綿棒で掃除していきます。P5020391
この時、僕は20倍くらいに薄めたエタノール水を綿棒に染み込ませて掃除します。
水分が早く蒸発するため、管体にも優しい(持論)です!

3、キィとキィ棒の掃除をします。

まずはキィ棒の掃除から紹介します。
↓キィ棒はティシュで汚れた油を拭き取ります。
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この時、キィ棒を曲げてしまわないように注意してください。

古いキィオイルが汚れて結構、黒いです。笑
なので、この作業が一番楽しいかも…?

次にキィのお掃除です。
吹いた後に毎回、クロスで磨いてもどうしても黒ずんでしまうのが、シルバーの悩みどころですよね。
そんな時に役立つのがこれ!! 
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シルバークロス!!




そうです、使い込んでる感がヤバいです。笑
ヤマハが出しているこのクロスにはシルバーポリッシュが染み込ましてあり、磨くだけで
黒ずみが落ちます!!(研磨剤が入っているのでゴシゴシしちゃうとキィが削れてしまうので注意です!)

これで磨くと…
↓これが
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↓こうなります
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 めっちゃきれいやないですか…
表面の黒ずみなら確実に落とせます。
ガッツリ汚れている場合は、BUZZとか使ってみるといいかもしれません。
しかし、完全にシルバーが剥がれているものを磨いても綺麗にはならないので、その場合はリペアマンに相談してください…

4、戻す!!

ここまでこれば、後は気合いを入れつつ慎重に戻す!! 
です。笑

戻す時に、綺麗にしたキィ棒にキィオイルを塗って戻します。
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キィ棒の長さに合わせて"ちょんちょん"とつける感じで、塗り過ぎないようにしましょう。





↓戻す際には、ドライバーでくるくる回しながら、ゆっくり戻していきます。P5020396
 
戻す順番を思い出しながら集中して作業しましょう。

この作業とほぼ同時に、バネもひっかけていきます。
スプリングフックでこれも丁寧に戻していきます。 

戻し終えました!
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きれいになりました!!

同じ手順で、下管、ベルと掃除していきます。
結構、疲れました…
でも
こころなしか、音も良くなった気が…笑

こんな感じで、半年に一回くらい掃除ができると良いんですが…
これからは、オーボエの演奏活動も増えますので、頑張って掃除していきます!!



あとがき
楽器は、貴重な木から出来ています。
その木も、まだ生きているのです。
なので、その人の音やクセをその細胞に刻み込み、覚えていってくれます。
だからこそ、長年、吹き込んだ楽器やギターは良い音がするんですよね。
そんな世界で一つの相棒だから、たまには綺麗にしてあげると、きっと喜んでくれます。

そんなこんなで、今回はここまでです。
ありがとうございました!!

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